11月になり、朝晩と日中の気温差が大きくなってきました。
10月後半一気に冷え込み、11月に入ってから、反対に暑い日が続いています。
季節の変わり目は、服装の調節が難しいですが、朝晩の冷え込みに合わせて服装を選ぶ方がほとんどではないでしょうか
しかし、日中の気温の中では、朝晩と同じ服装だと汗をかいてしまう程、厚着になってしまいます。
実は、今の時期のように、日中気温が高くなる時の厚着は危険なのです。
身体の中で体温を作る(熱を発生させる)機能を持っているのは、筋肉だけです。
小さい子供が寒いとき、身体をぶるぶる震わせているのを見たことはありませんか?
身体をぶるぶるふるわせることで、熱を作り、体温を上げているのです。
この熱を作る役割をしているのが、筋肉です。
では、厚着をすると筋肉(筋力)が落ちるとは…?
筋肉は、使わないと落ちてしまいます。
学生の頃、部活でずっとスポーツをしていたけど、社会人になってから辞めてしまったら、久々に同じスポーツをした時、学生の時のように動けない…
毎日散歩して沢山歩いていたのに、怪我や病気で入院してベッドで安静にしていたら、退院して元の散歩コースがきつくて歩けなくなった…
このような経験をしたり、身近な方の経験を聞いたことはありませんか?
学生の時のように練習する時間がないので、練習で使っていた筋肉を使わなくなった
安静にしていて、散歩で使っていた筋肉を使わなくなった
どちらも使わなかったことで筋肉が落ちてしまったので、動けなくなったのです。
スポーツや散歩など、運動をすることだけが筋肉の機能ではありません。
体温を上げることも筋肉の大切な機能です。しかし、厚着をすると筋肉は寒くないと判断し、熱を作りません。
それを続けると…
本当に真冬の寒い時期に熱を作る筋肉が落ちてしまうのです。
もちろん朝晩寒い時に薄着は風邪を引いてしまいますので、厚着をしていただいて構いません。
けれど、日中は調節できる服装(長袖1枚だけになれるような)をしていただくことで、真冬の寒い時期にも体温を上げる(熱を作る)筋肉が維持出来るのです。
日中の気温が15℃を越えないくらい寒くなるまでは、厚着をしないことをお勧めしています。
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